• 家の中にも必要な足場

    足場は安全を確保するのにもっとも大切なものです。足元が安定しなければとても危険で、高い位置にログを持ち上げ、 運ぶ時に足元が安定していなければならないのです。なので、多少大げさだと感じましたが、 建設開始前に基礎となる回りに1.8mほどの高さの足場を組みました。

    そしてログの壁が身長を超えた地点で、家の中にも足場が作られました。足場材は6ヵ月程度の レンタルでお願いしました。組上げ作業は、やり方を業者に教わり自力で行いました。 組み上げ作業自体は、足場材の運搬に体力を使用するのみなので、作業は特殊な工具も不要で、 難しいものではないのです。最初に、段取りをきちんと用意していれば、1日から2日で組み上げが 終わるでしょう。

    そして日程ですが、5月のゴールデンウィークに工事を始めて、次の年の10月にそこに 住み始めました。大体1年半程度の月日が、私のログハウスには必要となりました。 最初に計画していたのは、屋根工事までは計画通りに進んだのですが、以降の内装工事に、 思ったよりも期間がかかってしまい、完成まで半年程度遅れがあったのです。 しかし、ログハウス作りにおいて作業の遅れやスケジュールがずれることは頻繁に あることを知ってはいたので、そこまで心配はしませんでした。

    作業の足場と日程
    作業の足場と日程
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寒い時期にログ壁を


私が選んだ土地の安曇野は豪雪地帯ではないですが、それでも冬に雪が積もることが あるので、雪が降り出す前に屋根をかけてしまわなければならなかったのです。 それから工事再開日が決まりました。そしてログ壁を組み上げる際に、梅雨をはさんでしまったので、 ログ壁が塗れカビが発生しまいました。さらに運悪く、この年は土石流災害が発生するくらいの 長雨になったのです。雪が降らない地方なら、寒い時期にログ壁を組む事を オススメします。


私は、一人でログ組みを行っていたので、実際に、雪などの天候に見舞われてしまいました。 ですが、私のように北海道の地方を選ばなければ、このような事にはならないでしょう。 雨を除いて。ですが、ログハウスを建てたいと思い、場所を選ぶ時に1番に思い浮かぶのは、 北海道のような山や木々に囲まれた雪の中ではないでしょうか?そのような場所で、 一人でログ組みを行うのであれば、足場をきちんと立てる事が大切になります。 ログ組みさえ早く終わってしまえば、あとはてきぱきとログ組みを終わらせるだけなのです。 それには知識が必要になりますけどね。自分の体に適した動きやすい時期と、 湿気があまりない時期にログ組みを行うことをオススメします。

寒い時期にログ壁を